
コンピュータを正しく理解することは、その後のプログラミング・インフラ・クラウド学習の土台となります。
コンピュータと聞くと、「賢い」「色々できる」と感じる人が多いかもしれません。
しかし実際のコンピュータは非常にシンプルで単純な装置です。
コンピュータは次の3つの動作だけを行っています。
感情も思考も創造性もありません。
「考えているように見える」のは、人間がそう見える仕組みを作っているだけです。
コンピュータの中で起きている処理は、この3つだけです。
これはどんな高機能システムでも変わりません。
コンピュータは以下の三大構成要素で成り立っています。
これらを正しく理解することが、実務で強くなるための基礎です。

CPUはコンピュータの頭脳です。次の役割を持っています。
CPUの性能は、基本的に処理速度で評価されます。
ただしCPUが速くても、他の要素がボトルネックになると全体の処理は速くなりません。
メモリは、CPUが処理するデータやプログラムを一時的に置く作業スペースです。
メモリが不足すると次のような現象が起きます。
「重い」「遅い」と感じる原因の多くは、メモリ不足であることが多いです。
ストレージはデータを長期保存する場所です。代表的なものは次の通りです。
ストレージ性能が低いと、
「システムが重い」=プログラムだけが原因ではありません。ストレージ性能も大きく影響します。
「クラウドだからハードは関係ない」
この考え方は完全な誤解です。
クラウドとは、
ハードウェアを自分で所有しない設計思想であり、
中身は通常のサーバ構成です。
クラウドでもCPU・メモリ・ストレージの構成は必須であり、
これらがどのように設計されているかが
**パフォーマンスや信頼性に直結**します。

現場では次のような勘違いがよくあります。
パフォーマンス問題の多くは、設計ミスです。
新人ほどハード構成を疑う視点を持つことが重要です。
この理解があるだけで、トラブル対応・設計・学習スピードが大きく変わります。
次回は、
「ソフトウェアとは何か?」
OS・ミドルウェア・アプリケーションの関係を構造的に解説します。