これまでの記事では、アルゴリズムの考え方や、
データを並べたり探したりする代表的な処理を紹介してきました。
今回はその続きとして、
アルゴリズムを図で表現する方法である「フローチャート」について解説します。
フローチャートとは、
問題を解決する手順(アルゴリズム)を図で表したものです。
文章だけでは分かりにくい処理の流れを、
図形と矢印を使って「見える化」することで、理解しやすくなります。
プログラムを書く前にフローチャートを作成することで、
処理の抜けやミスに気づきやすくなるというメリットがあります。
フローチャートを使う理由は、大きく分けて次の3つです。
特に初心者のうちは、
いきなりコードを書くよりも、まずフローチャートを書くことが効果的です。
フローチャートでは、処理の種類ごとに決まった図形を使います。

最初はすべてを完璧に覚える必要はなく、
「何をしている処理か」を意識することが大切です。
フローチャートは、新しいアルゴリズムを生み出すものではありません。
すでに考えたアルゴリズムを、
分かりやすく整理して表現するための手段です。
そのため、
という流れで進めると、理解しやすくなります。
フローチャートは、
上から下、左から右に流れるように書くのが基本です。
処理の向きがバラバラになると、読みづらくなってしまいます。
1つの図形に、たくさんの処理を書きすぎないようにしましょう。
「この処理は何をしているか?」が、
一目で分かる状態が理想です。
「もし○○だったら」「そうでなければ」
といった分岐は、フローチャートで特に重要なポイントです。
判断の結果ごとに、
どこへ進むのかを明確にします。
フローチャートは、
きれいに描くことが目的ではありません。
自分の考えを整理するための道具として使うことが大切です。
多少形が崩れていても、
処理の流れが理解できれば問題ありません。
フローチャートは、アルゴリズムを理解し、
プログラムへ落とし込むための重要なステップです。
次回は、
フローチャートを実際にプログラムへ変換する考え方を解説していきます。