2026.03.25SourceTreeで1人開発!Gitブランチを分けるべき理由とGUIでの操作手順TECH BLOG

  • HOME
  • TECH BLOG
  • SourceTreeで1人開発!Gitブランチを分けるべき理由とGUIでの操作手順

Git管理をGUIツールの「SourceTree」で行っていると、コマンドを打つ手間がない分、操作は非常に楽です。しかし、「自分1人だし、ブランチを分けずにずっと main(master)でコミットし続けてもいいのでは?」という疑問は、多くの開発者が抱く道です。

結論から言うと、1人開発こそSourceTreeのブランチ機能をフル活用すべきです。なぜなら、SourceTreeのグラフ(履歴)が格段に読みやすくなり、ミスを未然に防げるからです。

この記事では、1人開発でブランチを分けるべき理由と、SourceTreeでの具体的な操作手順を解説します。


1. 1人でも「ブランチを分ける」べき3つのメリット

SourceTreeを使っているなら、グラフが枝分かれして合流する様子を視覚的に確認できるため、以下のメリットがより強く感じられます。

① 開発中の「急なバグ修正」に即座に対応できる

新機能を開発している途中で、別の箇所の重大なバグを見つけたとき、mainだけで作業していると「書きかけのコード」をどうにか退避させる手間が発生します。ブランチを分けていれば、単にmainをダブルクリックして切り替えるだけで、綺麗な状態から修正を始められます。

② 「迷走」しても簡単にやり直せる

「この新しいライブラリを試してみたいけど、動かなかったら怖いな…」という時、SourceTreeで新しいブランチを作って作業すれば、もし失敗してもそのブランチを削除するだけ。mainブランチの安定性を1ミリも汚さずに実験が可能です。

③ 開発の履歴が「物語」になる

あとで見返したとき、mainにずらっとコミットが並んでいるよりも、SourceTreeのグラフで「ここからログイン機能を作って、ここでマージしたんだな」と視覚的にわかる方が、圧倒的にメンテナンス性が高まります。


2. SourceTreeでの「1人ブランチ運用」4ステップ

コマンドは使いません。上部のツールバーにあるボタンだけで運用できます。

ステップ1:新しくブランチを作る

何か新しい作業(機能追加や修正)を始める時は、まず上の「ブランチ」ボタンをクリックします。

  • 新規ブランチ: feature/loginfix/bug-01 のように、名前をつけて「ブランチを作成」を押します。

ステップ2:作業してコミットする

通常通り、ファイルを修正したら「索引(インデックス)」に追加してコミットします。この時、左側のメニューで作成したブランチが「太字」になっていることを確認してください。

ステップ3:mainに戻ってマージする

作業が終わったら、mainブランチに合流させます。

  1. 左側メニューの「ブランチ」にある main(またはmaster)をダブルクリック して切り替えます。
  2. マージしたいブランチ(例:feature/login)を右クリックして、「(ブランチ名)を現在のブランチにマージ」を選択します。

ステップ4:不要になったブランチを消す

マージが終われば、そのブランチは役割終了です。右クリックから「(ブランチ名)を削除」を選びます。これで履歴のグラフがスッキリ整理されます。


3. 【裏ワザ】SourceTreeの「スタッシュ」も活用しよう

「ブランチを切るほどではないけど、ちょっと今の作業を脇に置いておきたい」という時は、SourceTree上部にある「スタッシュ」ボタンが便利です。書きかけのコードを一時的に保存(退避)し、後から「スタッシュ適用」で簡単に元に戻せます。


まとめ:1人だからこそ、未来の自分を「相棒」にする

「自分1人だから、ルールなんてなくていい」と考えがちですが、3ヶ月後の自分は今の作業内容を忘れている「他人」です。

SourceTreeという強力な視覚ツールを使っているのなら、mainブランチは常に「完璧に動く状態」に保ち、作業はブランチに切り出す。この習慣をつけるだけで、開発の安定感とスピードは劇的に向上します。

まずは今日の作業から、SourceTreeの「ブランチ」ボタンをポチッと押すところから始めてみてください!