2026.08.30Java基礎振り返り① #15|基本文法を総復習TECH BLOG

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Java基礎 #15|基本文法を総復習!これまで学んだJavaを組み合わせてみよう

この記事でわかること

  • これまで学んだJavaの基本文法を振り返る
  • 変数・条件分岐・繰り返し・配列・メソッドの役割
  • 複数の文法を組み合わせて使う方法
  • プログラムを読むときに意識したいポイント

ここまでのJava基礎を振り返ろう

これまでの記事では、Javaの基本的な文法を少しずつ学んできました。

最初は「変数」や「if文」など、それぞれの文法を個別に学習しました。

しかし、実際のプログラムでは、1つの文法だけを使うことはほとんどありません。

変数・条件分岐・繰り返し・配列・メソッドなどを組み合わせて、1つの処理を作っていきます。

今回は、これまで学んだ基本文法を一度整理してみましょう。


① 変数とデータ型

変数は、データを入れておくための箱のようなものです。

int score = 80;
String name = "山田";

Javaでは、変数を作るときに「どのようなデータを入れるのか」を指定します。

  • int → 整数
  • double → 小数
  • boolean → true / false
  • String → 文字列

例えば、点数を扱う場合はintを使うことができます。

int score = 80;

② 演算子

演算子は、計算や比較などを行うために使用します。

算術演算子

int a = 10;
int b = 3;

System.out.println(a + b);
System.out.println(a - b);
System.out.println(a * b);
System.out.println(a / b);

比較演算子

score >= 70

比較演算子を使うと、「70点以上か?」のような条件を作ることができます。

この条件は、次に紹介するif文などで利用できます。


③ if文による条件分岐

if文は、条件によって処理を分けるために使用します。

int score = 80;

if (score >= 70) {
    System.out.println("合格");
} else {
    System.out.println("不合格");
}

この例では、scoreが70以上なら「合格」、それ以外なら「不合格」と表示します。

if文では、範囲を指定した条件や複数の条件を組み合わせることもできます。


④ switch文による条件分岐

switch文は、決められた値によって処理を分けるときに便利です。

int menuNo = 2;

switch (menuNo) {

    case 1:
        System.out.println("メニューA");
        break;

    case 2:
        System.out.println("メニューB");
        break;

    case 3:
        System.out.println("メニューC");
        break;

    default:
        System.out.println("該当するメニューはありません。");
}

if文とswitch文は、どちらも条件によって処理を分けるために使います。

範囲や複雑な条件ならif文、決められた値による分岐ならswitch文というように使い分けるとよいでしょう。


⑤ 繰り返し処理

同じ処理を何度も実行したい場合は、繰り返し処理を利用します。

for文

回数が決まっている処理に向いています。

for (int i = 0; i < 5; i++) {
    System.out.println(i);
}

この例では、0から4までの数字を表示します。

while文

条件を満たしている間、繰り返したい場合に使用します。

int count = 0;

while (count < 5) {
    System.out.println(count);
    count++;
}

for文とwhile文は、どちらも繰り返し処理に使用できます。


⑥ 配列

同じ種類のデータを複数まとめて管理したい場合は、配列を使用できます。

int[] scores = {80, 65, 90, 55};

この配列には、4つの点数が入っています。

配列の要素は、添字(インデックス)を使って取り出すことができます。

System.out.println(scores[0]);

実行すると、最初の要素である80が表示されます。


⑦ 配列と繰り返し処理を組み合わせる

ここからが今回の振り返りで特に重要な部分です。

実際のプログラムでは、配列だけ、for文だけというように、1つの文法だけを使うとは限りません。

例えば、配列に入っているすべての点数を表示してみます。

int[] scores = {80, 65, 90, 55};

for (int i = 0; i < scores.length; i++) {
    System.out.println(scores[i]);
}

実行結果

80
65
90
55

ここでは、

  • 配列 → 複数の点数を管理する
  • for文 → 配列の中身を順番に取り出す
  • length → 配列の要素数を取得する

というように、それぞれの機能を組み合わせています。


⑧ 配列・繰り返し・if文を組み合わせる

さらに、if文も組み合わせてみましょう。

int[] scores = {80, 65, 90, 55};

for (int i = 0; i < scores.length; i++) {

    if (scores[i] >= 70) {
        System.out.println(scores[i] + "点:合格");
    } else {
        System.out.println(scores[i] + "点:不合格");
    }

}

実行結果

80点:合格
65点:不合格
90点:合格
55点:不合格

このプログラムでは、これまで学んだ内容を組み合わせています。

  • 配列 → 点数をまとめて管理
  • for文 → 点数を1つずつ確認
  • if文 → 合格・不合格を判定
  • 演算子 → 70点以上かどうかを比較

このように、基本文法を組み合わせることで、少し実用的なプログラムを作ることができます。


⑨ メソッドで処理をまとめる

処理が長くなってきたら、メソッドを使って処理をまとめることができます。

public static void judgeScores(int[] scores) {

    for (int i = 0; i < scores.length; i++) {

        if (scores[i] >= 70) {
            System.out.println(scores[i] + "点:合格");
        } else {
            System.out.println(scores[i] + "点:不合格");
        }

    }

}

このように処理をメソッドとしてまとめることで、必要なときに呼び出して利用できます。

int[] scores = {80, 65, 90, 55};

judgeScores(scores);

「何をする処理なのか」をメソッドとしてまとめることで、プログラムを整理しやすくなります。


プログラムを読むときのポイント

プログラムを読むときは、いきなり1行ずつ理解しようとすると混乱することがあります。

まずは、次の順番で確認してみましょう。

  1. どんなデータを使っているか
  2. 条件分岐があるか
  3. 繰り返し処理があるか
  4. メソッドが使われているか
  5. 最終的に何を表示・処理しているか

例えば、先ほどのプログラムなら、

int[] scores = {80, 65, 90, 55};

for (int i = 0; i < scores.length; i++) {

    if (scores[i] >= 70) {
        System.out.println(scores[i] + "点:合格");
    } else {
        System.out.println(scores[i] + "点:不合格");
    }

}

まず「点数を配列で管理している」と考えます。

次に「for文で1つずつ取り出している」と考えます。

最後に「if文で合格・不合格を判定している」と考えると、全体の流れが見えてきます。


基本文法は「組み合わせて使う」

ここまで学んだ文法は、それぞれ単独で使うものではありません。

実際のプログラムでは、次のように組み合わせて使います。

変数
 ↓
条件分岐
 ↓
繰り返し
 ↓
配列
 ↓
メソッド

もちろん、すべてを毎回使う必要はありません。

「どの処理に、どの文法を使うのか」を考えることが重要です。


よくあるつまずきポイント

① for文の中のif文が分からなくなる

まずは、for文とif文を別々に考えてみましょう。

for (...) {

    if (...) {

    }

}

これは、
「繰り返して、その中で条件を判定する」
という処理です。

② 配列の添字が分からなくなる

配列の添字は0から始まります。

int[] scores = {80, 65, 90};
  • scores[0] → 80
  • scores[1] → 65
  • scores[2] → 90

「最初の要素は0番」という点を覚えておきましょう。

③ 一度に全部理解しようとする

複雑なコードを見たときは、最初からすべて理解しようとする必要はありません。

「変数はどこ?」
「繰り返しはどこ?」
「条件分岐はどこ?」
というように、知っている部分を一つずつ探してみましょう。


まとめ

  • 変数はデータを管理するために使う
  • if文・switch文は条件によって処理を分ける
  • for文・while文は処理を繰り返す
  • 配列は複数のデータをまとめて管理する
  • メソッドは処理をまとめて再利用できる
  • 実際のプログラムでは、これらを組み合わせて利用する

ここまで学んだ内容を組み合わせることで、少しずつ「プログラムを作る」ことができるようになります。

次回は、クラス・オブジェクト・コンストラクタ・カプセル化・継承・ポリモーフィズムなど、オブジェクト指向について振り返ります。