2026.01.25【IT基礎 第2回】コンピュータは「魔法の箱」ではない|CPU・メモリ・ストレージを構造で理解するTECH BLOG

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コンピューターは「魔法の箱」ではない

IT基礎シリーズ第2回です。今回は、コンピュータとは何かを、構造と実務の両面から解説します。

コンピュータを正しく理解することは、その後のプログラミング・インフラ・クラウド学習の土台となります。


目次


コンピュータとは何か?

コンピュータと聞くと、「賢い」「色々できる」と感じる人が多いかもしれません。
しかし実際のコンピュータは非常にシンプルで単純な装置です。

コンピュータは次の3つの動作だけを行っています。

  • 入力されたデータを受け取る
  • 処理して結果を出力する
  • 必要ならデータを保存する

感情も思考も創造性もありません。
「考えているように見える」のは、人間がそう見える仕組みを作っているだけです。


コンピュータは非常に単純な装置

コンピュータの中で起きている処理は、この3つだけです。
これはどんな高機能システムでも変わりません。


三大構成要素を理解する

コンピュータは以下の三大構成要素で成り立っています。

  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ

これらを正しく理解することが、実務で強くなるための基礎です。

コンピューターの説明画像

 


CPU|考える場所

CPUはコンピュータの頭脳です。次の役割を持っています。

  • 命令を解釈する
  • 計算を行う
  • 処理全体を制御する

CPUの性能は、基本的に処理速度で評価されます。
ただしCPUが速くても、他の要素がボトルネックになると全体の処理は速くなりません。


メモリ|作業机

メモリは、CPUが処理するデータやプログラムを一時的に置く作業スペースです。

メモリが不足すると次のような現象が起きます。

  • 動作が極端に遅くなる
  • アプリケーションが落ちる
  • 処理が途中で止まる

「重い」「遅い」と感じる原因の多くは、メモリ不足であることが多いです。


ストレージ|倉庫

ストレージはデータを長期保存する場所です。代表的なものは次の通りです。

  • HDD(ハードディスク)
  • SSD(ソリッドステートドライブ)

ストレージ性能が低いと、

  • 起動が遅い
  • 読み書きが遅い
  • 処理待ちが発生する

「システムが重い」=プログラムだけが原因ではありません。ストレージ性能も大きく影響します。


クラウド時代でも変わらない事実

「クラウドだからハードは関係ない」
この考え方は完全な誤解です。

クラウドとは、
ハードウェアを自分で所有しない設計思想であり、
中身は通常のサーバ構成です。

クラウドでもCPU・メモリ・ストレージの構成は必須であり、
これらがどのように設計されているかが
**パフォーマンスや信頼性に直結**します。

クラウドの解説4コマ漫画

 


実務でよくある勘違い

現場では次のような勘違いがよくあります。

  • 「プログラムが悪い」→ 実はメモリ不足
  • 「システムが重い」→ 実はストレージ性能不足

パフォーマンス問題の多くは、設計ミスです。
新人ほどハード構成を疑う視点を持つことが重要です。


まとめ|新人エンジニアが覚えるべきポイント

  • コンピュータは魔法の箱ではない
  • やっていることは「入力・処理・出力・保存」だけ
  • CPU・メモリ・ストレージの役割は明確に異なる
  • クラウドでもハード構成は重要

この理解があるだけで、トラブル対応・設計・学習スピードが大きく変わります。


次回予告

次回は、
「ソフトウェアとは何か?」
OS・ミドルウェア・アプリケーションの関係を構造的に解説します。