2026.02.23アルゴリズム #5TECH BLOG

アルゴリズム #5|トレースでロジックを理解する

この記事でわかること

  • トレースとは何か
  • なぜ初心者にトレースが重要なのか
  • if文・while文のトレース方法
  • よくある間違い

トレースとは?

トレースとは、プログラムの処理を1行ずつ追いかけることです。
変数の値がどのように変化するかを確認しながら、ロジックを理解します。

プログラムは一瞬で実行されますが、
人間は「ゆっくり順番に」確認しないと理解できません。

トレースは、ロジック理解のための最強の練習方法です。


なぜトレースが大切なのか?

  • 処理の流れが理解できる
  • 変数の変化が見える
  • バグを見つけやすい
  • フローチャートとコードがつながる

「なんとなく動く」から
「なぜ動くか説明できる」へ進むために必要な力です。


例1:if文のトレース

コード

int num = 12;

if (num >= 10) {
    System.out.println("OK");
} else {
    System.out.println("NG");
}

トレース表

num 条件結果 実行内容
1 12 numに12を代入
3 12 true OKを表示

ポイント:
条件式がtrueかfalseかを必ず確認する


例2:while文のトレース

コード

int count = 0;

while (count < 3) {
    System.out.println(count);
    count++;
}

トレース表

回数 count(開始時) 条件 表示 count(終了時)
1回目 0 true 0 1
2回目 1 true 1 2
3回目 2 true 2 3
4回目 3 false - 終了

ポイント:

  • ループの前に変数の初期値を見る
  • 条件がfalseになる瞬間を確認する
  • 更新処理(count++)を見落とさない

初心者がよくやる間違い

① 条件を読まずに進める

trueかfalseかを確認せず「なんとなく」進めてしまう。

② 変数の変化を書かない

頭の中だけで考えると混乱します。
必ず紙に書き出しましょう。

③ ループ終了条件を確認しない

「いつ終わるのか?」を意識することが大切です。


トレースは設計力を高める

トレースができるようになると、

  • コードの意味が分かる
  • バグの原因を説明できる
  • 自分でロジックを作れる

ようになります。


まとめ

  • トレースは処理をゆっくり追いかけること
  • 変数の変化を見ることが重要
  • if・whileは必ずトレースできるようにする

フローチャート → コード → トレース
この3つを回せるようになると、ロジック力は確実に伸びます。