AdobeのIllustrator(イラレ)で作成したデータを印刷会社へ入稿する際、データ不備があると「文字化け」「色味の違い」「画像抜け」など、思わぬトラブルにつながることがあります。
この記事では、印刷入稿時に最低限確認しておきたいIllustratorデータのチェック項目をわかりやすく解説します。
Illustratorのデータは、作成した環境と印刷会社の環境が異なるため、設定不足があると表示崩れや印刷ミスが発生します。
例えば、下記などです。
こうしたトラブルを防ぐため、入稿前チェックは非常に重要です。
文字情報を「図形化」する処理です。
印刷会社側に同じフォントが入っていない場合でも、見た目を維持できます。
ショートカット:
Ctrl + Shift + OCommand + Shift + Oアウトライン化後は文字編集できなくなるため、編集用データは別保存しておきましょう。
配置画像をIllustratorファイル内部に保存することです。
元画像が見つからない場合、
などの問題が起きます。
「リンク」パネルを開き、
を確認します。
印刷は基本的にCMYKカラーで行われます。
RGBのまま入稿すると、印刷時に自動変換され、画面と色味が変わる可能性があります。
| モード | 用途 |
|---|---|
| RGB | モニター表示用 |
| CMYK | 印刷用 |
「ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」→「CMYKカラー」
特に、これらの色はCMYKで再現しにくいため注意が必要です。
印刷用途では一般的に 300dpi以上 が推奨です。
これらは72dpi程度のことが多く、印刷には不向きです。
断裁ズレ対策として、仕上がりサイズより外側まで背景を伸ばすことです。
一般的には 3mm の塗り足しを設定します。
断裁時にズレると、紙の白い部分が見えてしまいます。
新規作成時または、「ファイル」→「ドキュメント設定」→「裁ち落とし」で設定できます。
見えない位置に不要データが残っていると、トラブルの原因になります。
確認ポイント:
黒文字などで誤ったオーバープリント設定があると、意図しない印刷結果になる場合があります。
特に、下記のような場合でオーバープリントが設定されていると、印刷で消えることがあります。
「属性」パネルで確認できます。
Illustratorデータ(ai)のままではなく、PDF入稿を求められるケースも多いです。
その場合は、
などの設定を確認しましょう。