前回はメソッドについて学習しました。
メソッドを使うことで、同じ処理を何度も再利用できることが分かりました。
今回は、Javaを学ぶ上で欠かせない考え方であるオブジェクト指向について解説します。
オブジェクト指向とは、現実世界の「モノ」をイメージしてプログラムを作る考え方です。
例えば、私たちの身の回りにはさまざまなモノがあります。
これらのモノには、それぞれ「情報(状態)」と「できること(動作)」があります。
例えば「車」を考えてみましょう。
情報(状態)
できること(動作)
オブジェクト指向では、このような情報と動作を1つにまとめて管理します。
プログラムが小さいうちは、変数やメソッドだけでも十分作ることができます。
しかし、大規模なシステムになると、何百・何千という変数やメソッドが登場します。
そこで、関連する情報や処理をまとめて管理するために、オブジェクト指向という考え方が生まれました。
オブジェクト指向では、「設計図」と「実物」を分けて考えます。
設計図(クラス)
実物(オブジェクト)
例えば、「車」という設計図(クラス)から、「赤い車」「青い車」など複数の実物(オブジェクト)を作ることができます。
【クラス(設計図)】
車
│
┌─────┴─────┐
│ │
赤い車 青い車
(オブジェクト)
設計図が1つあれば、同じ種類のオブジェクトを何個でも作ることができます。
現在のJavaによるシステム開発では、このオブジェクト指向が基本となっています。
オブジェクト指向には、今回紹介した以外にも多くの考え方があります。
次回以降は次のような内容を順番に学んでいきます。
次回は、クラスとオブジェクトについて詳しく解説します。