2026.07.30Java基礎 #9|オブジェクト指向TECH BLOG

Java基礎 #9|オブジェクト指向とは?なぜJavaではクラスを使うのか

この記事でわかること

  • オブジェクト指向とは何か
  • なぜJavaはオブジェクト指向言語なのか
  • クラスとオブジェクトの役割
  • オブジェクト指向を学ぶメリット

前回のおさらい

前回はメソッドについて学習しました。

メソッドを使うことで、同じ処理を何度も再利用できることが分かりました。

今回は、Javaを学ぶ上で欠かせない考え方であるオブジェクト指向について解説します。


オブジェクト指向とは?

オブジェクト指向とは、現実世界の「モノ」をイメージしてプログラムを作る考え方です。

例えば、私たちの身の回りにはさまざまなモノがあります。

  • スマートフォン

これらのモノには、それぞれ「情報(状態)」と「できること(動作)」があります。


身近な例で考えてみよう

例えば「車」を考えてみましょう。

情報(状態)

  • メーカー
  • ナンバー
  • 速度

できること(動作)

  • 走る
  • 止まる
  • 曲がる

オブジェクト指向では、このような情報と動作を1つにまとめて管理します。


なぜオブジェクト指向が必要なの?

プログラムが小さいうちは、変数やメソッドだけでも十分作ることができます。

しかし、大規模なシステムになると、何百・何千という変数やメソッドが登場します。

そこで、関連する情報や処理をまとめて管理するために、オブジェクト指向という考え方が生まれました。


クラスとオブジェクト

オブジェクト指向では、「設計図」と「実物」を分けて考えます。

設計図(クラス)

  • どのような情報を持つか
  • どのような動作ができるか

実物(オブジェクト)

  • 実際にプログラムで利用するデータ

例えば、「車」という設計図(クラス)から、「赤い車」「青い車」など複数の実物(オブジェクト)を作ることができます。


イメージ図

【クラス(設計図)】

      車
       │
 ┌─────┴─────┐
 │             │
赤い車      青い車

(オブジェクト)

設計図が1つあれば、同じ種類のオブジェクトを何個でも作ることができます。


オブジェクト指向のメリット

  • プログラムを整理しやすい
  • コードを再利用しやすい
  • 複数人で開発しやすい
  • 保守・修正がしやすい

現在のJavaによるシステム開発では、このオブジェクト指向が基本となっています。


今後学ぶ内容

オブジェクト指向には、今回紹介した以外にも多くの考え方があります。

次回以降は次のような内容を順番に学んでいきます。

  • クラス
  • オブジェクト
  • コンストラクタ
  • カプセル化
  • 継承
  • ポリモーフィズム

まとめ

  • オブジェクト指向は「モノ」をイメージしてプログラムを作る考え方
  • 情報と動作を1つにまとめて管理する
  • 設計図を「クラス」、実物を「オブジェクト」と呼ぶ
  • 大規模なシステム開発では欠かせない考え方

次回は、クラスとオブジェクトについて詳しく解説します。